もくもく雑記

雲のようにダラダラと

ゆらぎ荘の幽奈さん 24巻(最終巻) 感想

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ゆらぎ荘の幽奈さん24巻表紙

 

 

ネタバレ注意


本記事はゆらぎ荘最終巻である24巻のネタバレを含むため、未読の方はぜひご自身の目で結末を見届けてから本記事に帰ってきていただけますと幸いです。

 

 

カバーイラスト


ネームドヒロイン勢揃い。美麗&大迫力超ワイド。表紙と裏表紙が繋がってるカバー自体かなり稀な気がするけど、カバー折返しの部分までぶち抜いてるパターンは初めて見た。凛々愛と朝霞は初登場時の絵をそのまま使ってる?なんか見たことある気がする。割とよく出てきたキャラで登場してないのは芹となずなくらいかな?特に芹が載ってないのはちょっと意外。描き下ろしには登場しますけどね。白露蓮華様と如月姫沙羅様がいないのはご愛嬌。僕はどっちのキャラも好きなので登場したら飛び跳ねて喜びます。
これでゆらぎ荘コミックスの表紙は全て出揃い。最終巻はコガラシ君表紙だと思ってたけど、遂に出てこず。24巻全て女子onlyの表紙でしたね。

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ゆらぎ荘の幽奈さん22巻表紙より・この女子たち可愛いなあ

 

 

本編

改めて読んでもやっぱり面白い。僕がゆらぎ荘を他人に勧めるとしたら最終章を勧めると思う。ゆらぎ荘は全話面白いし、そこに至るまでの話があってこそ輝く最終章だとは思うけど、でもやっぱ1番を決めろと言われたら最終章なんだなあ。設定も練られているし、感動的。個人的には206話から207話にかけての幽奈さん(幻流斎さん)のモノローグが秀逸だと思います。論理立っていて時系列が分かりやすく、次々と幽奈さんの未練に関わる事実が明らかになっていくのが本誌で読んでてマジで面白かった。
謎解き的な面白さだけでなく、人情話としても秀逸。幽奈さんの葛藤・悲哀が読み手側の感情にガンガン訴えかけてくる。好き。
ゆらぎ荘最終章、謎解き的面白さと人間ドラマ的な面白さが一挙に味わえます。未読の方にはぜひオススメしたい。

 

 

GIGA読み切り


バカエロをしながらも、こゆずの成長やこゆずと日和さんの関係性にフォーカスを当てた名作回。こゆずが自身の覚悟を宣言した第31話『宮崎親子とこゆずちゃん』に対するアンサー回のような構成。
描き下ろしを読んだ後だとこゆずと日和さんの関係性に違った見方が生まれると思うので、既読の方も描き下ろしを読んだ後に再読することをオススメします!

 

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ゆらぎ荘の幽奈さん4巻第31話より・決意するこゆず

 

 

皆のその後 ~ゆらぎ荘 after hours~


各キャラのその後のエピソード(場合により登場前のエピソード)と詳細なプロフィールが掲載。ファンブック的な役割も果たしている感じかな。ファン必携やで!!

まず初っ端、幽奈さんのページで幽奈さん・仲居さん・こゆず・ミリアが出てくるのが良い。幽奈さんと仲居さんは加齢による見た目の変化がないし、こゆずとミリアは千紗希の修学旅行編で大人になった姿が公開されているので、未来といえども読者にとってはどこか見慣れた景色。ところがページをめくると修学旅行編とは雰囲気が違う大人千紗希や未公開の大人狭霧が出てくる。ギャップでいい感じにうおっ!?となる。構成が上手い!
ちなみに未来の容姿だと個人的には千紗希、狭霧、凛々愛あたりがすごい好み。特に凛々愛の破壊力がヤバい。ミウラ先生、普段は高校生くらいの年代のキャラクターを描くことが多いんだろうけど、大人キャラを描かせてもすごい。めちゃくちゃ魅力的。
他に構成が上手いと思ったのは千紗希関連の話。一旦読者を安堵させておいて、その後叩き落としてくる。普通逆でしょ笑!!千紗希のページ終わってたから完全に油断してた。1キャラ1ストーリーなどという枠組みにとらわれず、キャラ間を跨いでストーリーを展開するのが面白い。
多分、後にも先にもキャラブック的なものに対して「構成が上手い」なんて感想が出てくることないだろうな笑。通しで見ることによって展開が生まれるキャラブック…やばい!!

個人的に意外だったのはゆらぎ荘キャラの過去話。普段のコメディ話からは想像もできないくらい暗い話が多い!夜々とかこゆずとか芹とか。朝霞のお家事情も暗いってほどじゃないけどナーバスな感じ。修学旅行編とか幽奈さんの未練の話とかを鑑みるに、ミウラ先生は女子の顔を曇らせるのが好きなのかもしれないな。キャラの暗い過去を元々設定として練っていたんだとしたら、連載中は理性で曇らせたい欲求を抑えていたりしてたんだろうか?修学旅行編とかは忍ぶれど色に出にけりミウラ先生の性癖って感じなのかもしれない。そう思えばちょっとは明るく見れるかも(見れない)。
その一方で、未来の話はけっこう明るい。良かった。誅魔忍として生きていくことを決意した狭霧は格好良いし、後進の育成に尽力する雲雀も格好良い。「そうしてかるらは、魔王になった」は格好良いはずなんだけど笑ってしまう。マトラのページも合わせて読むに暗いストーリーもあったっぽいけど笑いが勝る。てか宵ノ坂と緋扇の対立も結構面白そうなんだよな。特にバトルアクション的な方面じゃなくて、政治的な方面で。

未来での恋愛事情。朧さんのページがめちゃくちゃ良い。そうくるかー笑。この二人の回は本誌で読んでてもめちゃくちゃ好きだったんだよな。嬉しい。
あとは兵藤と芹の関係。芹ページの兵藤評を読むと「たしかに兵藤って良いところあるよな」ってなるし(初登場時とか)、兵藤ページを読むと「たしかに兵藤ってこういうクズ発言しそうだな」ってなる笑。あと酌人が強くなりすぎた狭霧に冷めたっていうのも、めちゃくちゃありそうで笑った。「うわー、このキャラはたしかにこういう言動しそう」っていう感情は、キャラクターが読者の中にも息づいているからこそ発露するものであって、そういう魅力的なキャラをたくさん生み出せたミウラ先生はやはり凄いなと思います。ちょっと話が脱線したけど兵藤と芹の今後も見てみたいんじゃあ!!

んで最後はコガラシ君のページ。最後の「生涯を幽奈と共に暮らす。」という一文でいろいろな事を考えてしまった。二人の間に子供はできたのかなとか、コガラシ君が死ぬ時に幽奈さんも一緒に成仏したのかなとか、コガラシ君が死ぬ間際の二人って傍から見るとおじいさんと少女なんだよなとか。色んな巨大感情が渦巻いて、なんか知らんけど泣きそうになった。色んな苦難がこの先二人を待ち受けているんだろうけど、でもきっと二人は幸せな時間を過ごすんだと思います。幽奈さん、コガラシ君、本当におめでとうございます。

以上、 after hours を読んで思い浮かんだことをとりとめもなく書いてみた。この after hours だけでも笑いあり、シリアスあり、細かい芸ありとミウラ先生の良さが存分に出てる。ボリュームもめちゃくちゃあるし、ファンとしては感無量…。でも玄士郎が一番の巨乳という情報は要らなかった…。

 

 

あとがき


はぁ………好き。ミウラ先生の作家性が全て詰まってる。淡々とした語り口から溢れ出る知性とキャラクター愛。感動的。たとえ after hours が無かったとしてもこのあとがきだけで個人的には全然元取れる。ゆらぎ荘既読未読に関わらず本当に名文なので皆さん読んでください。人生で見てきたあとがきの中でダントツで良い…。私が文部科学省の大臣なら国語か道徳の教科書に掲載させます。

そして何よりあとがきの隣にあるイラスト。リラックスした様子で温泉に浸かるコガラシ君と幽奈さん。本作はエッチなハプニングが起きると女の子が赤面して、それが元で炎上したりもしたんだけど、最後がこれ。二人で裸で温泉に浸かっているのに、全く恥ずかしがる様子がない。もちろん、二人でお風呂に入るなんて恋愛の終着点、夫婦となった二人としてはありふれた描写なのかもしれないけど、エロコメのゆらぎ荘でやると全然違った意味を持つようになる。幾度も恥ずかしがる二人を描写してきたからこそ、そこに重みが生まれる。エロコメの究極形を見せられた気分。ヤバい。描き下ろしだけで何度も心を揺り動かされる…。最高だ…。

 

 

おわりに


ゆらぎ荘は大学に入学するちょっと前に始まって、卒業したちょっと後に終わったので、僕の大学生活はゆらぎ荘に支えられたと言っても過言ではないです。授業ダリー!サボりてー!って時も、今ミウラ先生が読者に向けて必死で原稿を書いてるんだよなと思うと、たかが授業くらいサボってる場合じゃない!!と奮起できました。おかげで自発的に授業をサボった回数は0回です(ごめんなさい、数回寝ブッチはしました)。
正直、最初連載が始まったときは「また凡百のエロコメが始まったなあ」くらいの気持ちだったんだけど、読み進めるうちにキャラクターの可愛さとか、ヒロイン同士でバチバチにやり合う恋愛模様とか、お手本のような話の構成の上手さとか、緻密に練られた感動的な長編とか、起こった事象に対して何でもかんでも理由付けしようとするミウラ先生の性格笑といった魅力にどんどん引き込まれていきました。あと、ギャグセンスも抜群だったと思います。エロによるギャグのブーストがある&ジャンプ本誌にギャグ漫画が無い時代が長かったというのもあってフェアな評価ではないかもしれないけど、けっこうな週でゆらぎ荘が一番笑えたなあ。特にパンツの呪い回と豪傑化回、あれは面白すぎるでしょ。豪傑化回は面白いだけでなく幽奈さんの心の機微を描写するという構成力も本当に素晴らしくて……(話が脱線していく……)。
本当に良いところを挙げ出すとキリがない。名作。凡百のエロコメと思っていた自分を殴りたい。『ゆらぎ荘の幽奈さん』という素晴らしい作品を最初から最後まで追えたことを、本当に幸せに思います。

ミウラ先生、4年を超える連載、本当にお疲れさまでした。最後の最後の最終章までワクワクする展開で綺麗にまとめ上げたのは本当に凄いことだと思います。他の人がなんと言おうと、僕はゆらぎ荘がジャンプで一番面白い漫画だったと思っています!本当に本当にゆらぎ荘を読めて幸せでした!ありがとうございました!!!

WEEKLY 週ちゃん 勝手に五七五感想

普段週ちゃんは読んだり読まなかったりなんですが、北区の帰宅部さんのブログを読んでて結構面白い企画だなと思ったので、しっかり読んだ上でその感想をば。

gohomeclub.hatenablog.com

blog.com/entry/2020/08/14/010447

 

 

東軍

最優秀賞 「八月の  値段半額  虫ゼリー」

初っ端から名句キタコレ!!夏の終わりを半額になった虫ゼリーで表現するのがすごくおしゃれ。かなり鋭い視点ですよね。虫を飼ったことない自分のような人間でも、あー虫取りシーズンが終わってるから夏も終わりなんだな、と容易に想像できてしまう。そして句から溢れ出す少年感も少年ジャンプの読者参加企画の雰囲気とマッチしててベリーグッド!!

 

「昼飯に  冷やし中華  週三」

いくつか五七五のルールを逸脱している句はあったけど、この句は若干異質。というのも「昼飯に  冷やし中華を  週三度」みたいにすれば、意味を全く崩すことなく五七五の形にすることができるんですよね。ここに作者の「ルールは知ってるけどあえて守ってないんだぜ」的な強い主張を感じて良いと思います。多分尾崎です。

 

「アイスより  しゃぶる校帽  ひもの汗」

これも最優秀賞と同じで日常のあるあるを切り出した句。恥ずかしながら自分も小学校低学年の頃はやっていた記憶がある…。無意識の内にやっていたので、おそらく体が塩分を欲しているんでしょうね。

 

「夏だから  街にライオン  解き放つ」

分かるような分からないような…いややっぱり分からん!!初めて動物園に行った少年が、その日の夜見た夢、みたいな場面を想像したけど真相やいかに!?難解さのレベルが絶妙。ふわふわ高揚してる感じが良いと思います。

 

「汗ばんで  ソファにもたれて  背中ベチャ」

あるあるその3。クーラーのガンガン効いた部屋だと背中ベチャが超冷たくてめちゃくちゃ気持ち悪いですよね~。体をしっかりタオルで拭いたつもりでも、どうしてもベチャってなるんだなこれが。

 

「クーラーつけ  領域展開 「冷房快適邸」」

笑った。今回の企画の中で一番ジャンプ企画感のある句。部屋の空気が冷たくなっていく感じを領域展開に見立てているのが面白い視点だと思います。呪術ネタを入れたいがために五七五のリズムが壊れてるのもなんか好き。冬に同じ企画があるとしても「暖房快適邸」で送っちゃダメだぞ。

 

「水着着て  たわわに揺れる  オレの腹」

個人的には今回の企画の技巧賞。「水着着て  たわわに揺れる」まで読んだ時点で大体の人はちょっとエッチな想像をしてしまうと思うんだけど、そこで下五「オレの腹」と続いて、気持ちよく期待を裏切られる。いや、そっちか~い!!!となる面白さ。語順の妙が光ってます。

 

「肝試し  父取り憑かれ  母爆笑」

父が本当に取り憑かれているとしたら、母がサイコな感じがするし、父が取り憑かれた演技をしているとしたら、仲の良い家族の茶番劇という感じがする。受け取り方一つでこんなにも印象が変わる。頼むからハートフルな家族の句であってくれ~。

 

「スイカ割り  普通に食べたい  本当は」

まさかのロボ子番外編とネタ被り笑。スイカ割りのスイカって断面がボコボコになって単純に食べにくいし、割った瞬間に細かく分かれたスイカが飛び散るのが勿体なく思っちゃう。やっぱ普通に食べるのが最高よ。

 

「夏草や  兵どもが  手入れせず」

まさかの本歌取り。本歌は松尾芭蕉の「夏草や  兵どもが  夢の跡」という句(多分)。芭蕉さんの句で本歌取りとはなんと畏れ多い笑。親から草むしりを命令された子供が自然の営みに比べれば我々人類の栄華など一瞬なのだから草むしりなんて無駄なことでしょうと屁理屈をこねてサボったのでしょうか。

 

「「なぜ買った?」  後の祭の  出店玩具」

これはあるあるですわ~。出店で売ってるものって大体は一週間でゴミ箱行きなのに雰囲気に飲み込まれてなぜか買っちゃうんですよねえ。五七五の型を破る句も多い中で、玩具にトイというルビを打ってまでルールを守ろうと努力する作者の丁寧な性格に微笑ましい気分になります。

 

「通知表  煮るなり焼くなり  好きにしろ」

これぞまさしく”脱力”五七五。作者の全面降伏感が面白い笑。通知表って成績欄も親に見せたくないけど、性格欄もあんまり見せたくないですよね。僕は大抵落ち着きが無いと書かれていました。裏の意味はうるさいということらしいです。

 

「曲がれない  コーナーキツめの  流しそうめん

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こういうことですね(違う)。

 

西軍

最優秀賞 「血管に  多量のそうめん  流れてる」

これも名句だなあ。「みかんを食べすぎると手が黄色くなる」の亜種みたいな感じ。血管は普段目にしない分、もしかすると本当にそうめんが流れているんじゃ?という気にさせてくる。視点が面白い句でした。東軍も西軍も最優秀賞は素晴らしいですねえ。

 

「プール後の  国語の授業は  ラリホーマ

この企画のなかで一番のあるあるかもしれない。プールって他の体育の授業と違って体はさっぱりするから気持ちよくなって眠くなるんですかね?あるあるネタをジャンプと絡めて、かつ五七五も守っている。作者の技術が光ってます。

 

「扇風機  口を全開  風を食う」

「風を食う」というフレーズの文学的な響きにノックアウト。状況的には子供っぽい感じなんだけど、それをおしゃれに詠むというギャップがとても良いと思いました。

 

「犬みたいに  舌を出して  身体を冷やす」

この企画でもっとも自由を謳歌している句笑。ここまで自由なリズムで言い切られると逆に読んでて爽快感が襲ってくる。

 

「深夜アニメ  リアタイ視聴で  夏期講習初日遅刻」

下五の詰め込み具合が好き。夏休みなのに授業があるのって不条理ですよねえ。夏期講習の時期ってみんなふわふわしてて、よく先生にキレられていた記憶がある。

 

「ビート板  かじってみたら  ママの味。」

ど、どういう意味!?かじっちゃダメだよ!?ビート板は不二家のおかしじゃないからね!?最後についてる「。」がなんか味があっていいですね。あ、味があるってのはママの味がするってことではありません。

 

「スイカ割り  誰も割れずに  十時間」

イカ割りって意外とパワーが必要で難しいですよね。子どもたちが一通り挑戦して割れなかった後に、誰かの父親が割るといういうのが地元では様式美みたいになっていました。たまに子供で割るやつがいるとヒーローみたいに讃えられてた。

 

「なぜ避ける  汗がでるのは  生きてる証」

サラリーマン川柳かと思ったらジャンプの企画だった。凄く哀愁が漂ってる笑。下五の字余りが作者のやるせない感じとマッチしていて、まさに”脱力”五七五という感じで良いと思います。

 

「かき氷  ビールをかける  俺の父」

そ、それって美味しいのか?多分ビールキンキンに冷やして飲んだほうが美味しいと思うぜ…!!

 

「大の字に  タイルにホッペ  もち全裸」

「もち全裸」が好き笑。皆さんのご想像の通り、もちろん全裸です!!みたいな言い方だけど誰も全裸は想定してないからな笑。

 

「名古屋では  冷やし中華に  マヨネーズ」

シンプルにへーってなった。でも言われてみれば冷やし中華にマヨネーズって全然合いそうだよね。と思って投稿者の欄を見たら岐阜県になってる。ど、どういうことだってばよ…?隣接県ではあるけど、岐阜自体に語れるほどのエピソードは無いってことなのか…?

 

「黒マスク  している女子は  カレシいる」

偏見がすごい笑。てか夏関係ねえ!!…と見せかけて、コロナが今夏で終了しますようにという作者の願いが込められている名句なのか…?

 

「暑いケド  そこまで刈るか  また五厘」

少年らしい句。自分の意志で五厘にしているわけではないというのが伝わってくる。野球部に入ってて、監督に刈り上げられてるシチュエーションだったりするんだろうか?自分も初めて五厘にしたとき、五厘ってこんなに短いの!?ってビビった記憶がある。翌日大抵友達のタオルを使った摩擦実験の会場にされる。

 

総評

全体的にレベルが高え~~。特に東軍。少年っぽい句、少年だからこその視点の句が多くて、やっぱジャンプ読者って少年が多いんだなと思いました(当たり前だろ)。

普段あんまり目を通してなかったけど、結構週ちゃん面白いですね。次回から投稿してみようかな。

ゆらぎ荘のリクエスト企画をハックする

ゆらぎ荘のリクエスト企画が発表された。簡潔に説明すると、自分の見たいエピソードをTwitterハッシュタグ『#ゆらぎ荘4周年突破企画記念』つきで投稿し、そのなかでいいねの多かったもの中から一つが実際にGIGAに掲載されるらしい。

さらに採用された人にはサイン色紙と複製原画がプレゼントされるらしい。

 

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欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。複製している時点で原画じゃなくない?欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。欲しい。

 

これはもう本気で勝ちに行くしか無いよね?ということでこの企画をハックしようと思う。

 

1.人として駄目なツイートを削除する

ツイートの選考は人力で行われるわけだから、印象は良いに越したことはない。攻撃的なツイートなどは削除しておいたほうが良いだろう。当選者はGIGAにアカウント名が乗るだろうし、読者がそのアカウントを見ることまで想定すると、思想がヤバい人なんかは選びたくないはずだ。そのアカウントがゆらぎ荘のファン自体の印象を決定づけるかもしれないからである。その点、品行方正、清廉潔白、面目躍如で聖人君子な僕は人を傷つけるようなツイートをしたことがなく、全く問題がないと言って良いだろう。

 

2.いいねが最も多いものが採用されるわけではない

これはこの企画でもっとも重要な制約だろう。ホームページには「いいねが多い投稿からミウラ先生が選んで漫画にするぞ!!」とある。

さすがに0いいね、1いいねのツイートから選ばれることはないだろうが、10いいねを超えていたら選考の対象くらいにはなるのでは無いだろうか?10いいねはなんとか超えられるように努力しよう。

僕のようなフォロワーの少ない人間に対する救済措置、編集さん、ありがとうございます。

 

3. ミウラ先生に刺さる内容をツイートする

いいねの制約さえクリアすればあとはミウラ先生が選ぶのだからミウラ先生が好きそうな内容をツイートすればよい。「あなたの理想のゆらぎ荘」という企画のテーマからは外れている気もするがそこは目をつぶろう。本気で勝ちに行くのだ。なぜならプレゼントが欲しいから。

 

・ そもそもミウラ先生って何が好きなの?

ゆらぎ荘という作品は近親相姦やNTRといった非人道的な性癖を除けば、あらかたの性癖は網羅しているように思われる。TS・ケモ・超乳・催眠・百合、なんでもござれな作品だ。

しかしあまりにも網羅しすぎているがために作者であるミウラタダヒロという人間の像がいまいち見えてこない。彼は自分の性癖を殺して、様々な読者層を取り込むためにあらゆるジャンルのエッチに挑戦しているのではないだろうか?彼の本当の性癖は一体何なのだろうか?

しかしながらミウラタダヒロ作品を読み進める内に、ミウラ先生が好きかもしれないぞ?と思われるジャンルを見つけた。

 

 

 

 

 

それは・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おねショタ』

 

 

である。

 

まずゆらぎ荘で最初のおねショタ描写があったのは72話の『コガラシ、ちっちゃくなる』である。

 

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若返りの水でコガラシ君がショタになり、当時の霊媒体質による悩みを幽奈さんが優しく包み込むという話である。みんなカラー版9巻買おう。

 

 

 

続きましては119話『コガラシと師匠』よりコガラシと逢牙師匠のおねショタ。

 

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個人的にこの師弟のおねショタはかなり好き。

 

 

 

続いてのおねショタは153話から167話までの雪崩君長編だろう。実に15話をかけて様々なおねショタが繰り広げられている。

 

まずは155話『ちっちゃい頃のコガラシくん』よりコガラシ君とさくら先生のおねショタ。

 

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続きまして159話『コガラシくんの霊能力修行』よりコガラシ君と幽奈さんのおねショタ。

 

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そして何より165話の『霊媒体質のコガラシ君』より複製原稿にもなっているコガラシ君と幽奈さんのおねショタ。

 

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そして最後に167話『大いなる危機とコガラシくん』にて再びコガラシ君と逢牙師匠のおねショタが描かれている。

 

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余談だが、ミウラ先生の読み切り作品『GAZER』にもおねショタは出てくる。

 

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ミウラタダヒロという人間の像がいまいち見えてこない”、と上で述べたな。

あれは嘘だ。この人絶対おねショタ好きや!!!!

 



4. おねショタネタで攻める

方針が定まったので、あとは内容を考えるだけである。 

ショタの対象としてはコガラシ君、雪崩君、酌人、玄士郎などが考えられる。

酌人がいい思いをするのは癪なので却下(酌人だけに)。

玄士郎のおねショタはショタ優位のおねショタになりそうなので却下。ショタ優位のおねショタがクソなことは言うまでもない。

 

となると、残りはコガラシ君か雪崩君のおねショタだろう。

しかし雪崩君のおねショタについては既に先達がいたのでここで紹介させていただく。勝ちに行くと言ったが良いと心から思ったものは惜しまず紹介する。それが僕のスタイルだ。

いいね頼まい!!

 

 

 

となると残るは結局主人公のコガラシ君のおねショタのみ。

熟考のすえに、僕が出した結論がこれだ!!!!!!!!!

 

最高!天才!いいね・RT頼まい!!!!!!

 

 

みんなもプレゼントが欲しかったらおねショタネタで攻めよう!!!

 

 

 

本音

本音をいうとこれが見たい。

フォロワーの倍のいいねをもらえて本当にありがたい。

いいね・RTしていただければ幸いです。

サイン色紙が欲しい~。大学の同期に自慢したい~。

卒業

3月23日本日、九州大学を卒業した。

コロナが世の中を騒がせており、九大生からも感染者が出たということで、当然の如く卒業式は中止になった。

学位記は事務室に各人で取りに来いとの通達が大学側から入ったので、お昼には取りに行った。その道中で着物を着た女子やスーツを着た男子が大げさではなく100人くらい広場や講堂の前で談笑しているのを見かけた。

卒業式が中止になってもそのイベント感は楽しみたいということなんだろう。一生に一度の卒業式だから不完全燃焼な形で終わらせたくなかったんだと思う。

「青春だなあ。」

デニムにセーターの僕はそんな事を考えた。

 

 

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ゆらぎ荘の幽奈さん 191話 感想

千紗希ちゃん

可愛い。

 

目次

 

千紗幽

ラッキースケベは許容できるが、狭霧ちゃんとの会話は耐えられなかったって話、なんか生々しいなあ。意思の介在の有無。説得力がある。

千紗希ちゃん、嫉妬でどうにかなりそうって言っちゃってるよ。こんなに赤裸々(実際裸ですが)に自分の思いを打ち明けられるというのは千紗希ちゃんと幽奈さんの関係性があってこそなんだろうなあ。ゆらぎ荘のキャラ、ヒロイン同士の仲がいいのが好きなんですよね。優しい。

 

そう考えるとファミレス回はやはり発明。ヒロインたちの仲の良さとライバル感を共存させる素晴らしき手法。まあ今週のぼく勉みたいなドロドロ感も好きですがww。

 

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6巻49話より 来年自分も戦場に足を踏み入れるとは露知らずの狭霧さん

 

諦めかけた千紗希ちゃんを幽奈さんが励ますって流れもいいですね。文化祭で千紗希ちゃんが背中を押してくれたから、今度は自分が助ける。そこにライバルかどうかは関係ない。やだ、千紗幽尊い・・・。

 

去年は「幽霊だからって諦めないで」と励まし、今年は「霊能力者じゃないからって諦めないで」と励ます。その対比も美しいです。

 

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6巻44話より 幽奈さんを励ます千紗希さん

 

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最新話より 千紗希ちゃんを励ます幽奈さん

 

クソ

前話でもチラッと出てきた文化祭実行委員長。委員長って呼んでるもんだから 学級委員長だと持ってたけど、文化祭実行委員長なのね。コガラシ君とか千紗希ちゃんが敬語を使っていることからも、三年生だと思われる。

 

フラれた腹いせなのか、コガラシ君に仕事を割り当てまくり、千紗希ちゃんとの接触を妨害する委員長。文化祭実行委員会では二人は恋人関係だと思われているのかしら?

 

コガラシくんと気まずい関係になっているけど、コガラシくんには文化祭を楽しんでほしいと考えている千紗希ちゃん。俺はあんたのそういう優しいところが好きだぜ・・・。ゆらぎ荘のヒロインは皆優しい。

 

委員長はコガラシ君に仕事を割り振るのをやめる対価として、千紗希ちゃんにクリスマスデートを要求。ちみちみ、そこまでしてデートして楽しいのかい?なんか虚しくならないのか?

 

告白

女の涙を見ると動かずにはいられない男。その名は冬空コガラシ。

着地の仕方がヒーローのそれで笑ってしまった。

 

千紗希ちゃん再告白。はあ~可愛い。可愛いよ千紗希ちゃん!!!

可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いおめでとう!!!!

 

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最新話より ちゃんと告白できた千紗希ちゃん

 

修学旅行編では千紗希(夢の中)→宮崎(現実)→千紗希(観覧車)と千紗希ちゃんの呼び方が変遷したわけですが、今回はコーくん(告白前)→冬空くん(告白)→コーくん(再告白)とコガラシ君の呼び方が変遷したわけですね。構成がきれいです。考えすぎかもしれないですが。

 

先週の展開からこんなにきれいに着地するとはなあ。

 

雑感

千紗希ちゃんが可愛い、とにかくそれにつきますね。幽奈さんとの関係性も俺の心を癒やしてくるぜ・・。

 

 師匠編とか雪崩編とかやってるときにTwitterでもうすぐ終わりそうみたいな感想を頻繁に目にして、いやいやまだまだやることあるだろ!!!と思っていましたが、流石に終わりそうな雰囲気を感じてきましたね。千紗希ちゃんがついに告白かあ。感慨深い。

 

いうても、女将さんの謎とか、七不思議あと2つとか呑子さん襲撃事件の真相とかまだまだやることはあるんですが。何より幽奈さん告白が残ってますし。

 

最後まで応援するぜ!!ミウラ先生!!

 

まとめ

卒論がやばいのにブログを書いている場合ではない。

ゆらぎ荘の幽奈さん 190話 感想

ところで

めぞん一刻って知ってますか?僕は知ってます。

 

目次

 

バカパート

扉絵がえっち。皆さんはどんな初夢を見ましたか?僕は起きて5分間くらいは覚えていたけど忘れちゃった!

 

季節は文化祭前。去年はソーマたちが湯煙高校に遊びに来たけど、今年は誰か来てくれるかな?

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5巻43話より 湯煙高校を訪問するソーマたち

 

クリスマスが目前に迫った文化祭の準備期間中、どこか浮足立った様子の湯煙高校の生徒たち。そしてそれは千紗希ちゃんも例外ではなかった・・・。

 

去年と同様今年も二人でクリスマスイブにバイトをすることになっているコガラシ君と千紗希ちゃん。

 

はじめはバイト後にコガラシ君とデートするという妄想だったのに、次第に妄想の内容がえっちになっていく千紗希ちゃんが可愛い。

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7巻54話より クリスマスバイトをするコガラシ君と千紗希ちゃん

 

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最新話より 千紗希ちゃんのえっちな妄想

 

”未来でコガラシ君と自分が結ばれていた”という事実だけを心の拠り所にして、バイト後のデートワンチャンを願っている千紗希ちゃん。せ、切ねえ・・・。

 

結果ありきの意見にはなってしまいますが、千紗希ちゃんの姿勢が消極的すぎるというか、受け身すぎるというかそんな感じに見えてしまいますね。

 

読めばわかる通り、千紗希ちゃんはコガラシ君をデートに誘おうとかは考えていないんですよね。

あくまで”成り行きでデートすることになればいいな”くらいの気持ち。

 

結果的に千紗希ちゃんのこの楽観的とも言える妄想は打ち砕かれしまうんですなあ。

 

事件パートI 

はい、狭霧ちゃんにイブのデートの先約を取られてしまいます。

 

この時の流れがこんな感じ。

狭霧ちゃん・コガラシ君   千紗希ちゃん
狭霧ちゃんがコガラシ君にイブの予定を聞く  →  千紗希ちゃん焦る
狭霧ちゃんが不器用さを発揮してデートに誘えない  → 千紗希ちゃんホッとする
コガラシ君が狭霧ちゃんの意図を汲み取る  → 千紗希ちゃん目が曇る
コガラシ君がイブはバイトがあるという話を始める  → 千紗希ちゃん目が輝く
狭霧ちゃんが粘ってコガラシ君が折れる  → 千紗希ちゃん目が死ぬ

 

季節の変わり目の空よろしく、目まぐるしく晴れたり曇ったりする千紗希ちゃんの表情、とても好きです。

なんかこう・・・その・・・・いいよな・・・(語彙貧弱)。

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最新話より 曇り目千紗希ちゃん

 

博愛はヒロインにとっては必ずしもうれしいものとは限らない。

ハーレムラブコメの抱える宿命に千紗希ちゃんもぶつかり、激しいダメージを負ってしまいます。

 

千紗希ちゃんが狭霧ちゃんの努力を認めているのが辛いですよね。

これって裏を返せば自分が狭霧ちゃんと比べると努力していないってことも認めていることになるじゃないですか。

 

実際千紗希ちゃんって雲雀ちゃんや狭霧ちゃんやかるら様(や朧さん)と比べるとほとんどコガラシ君にアタックしていないですよね。

 

ラッキースケベを除外して自発的なアタックに限定すると足湯で太もも見せつけたのと無人島でコガラシ君に後ろから抱きついたのくらい?(あれ?これゆらぎ荘的にアタックしてないだけでリアルだったら結構なアタックだな・・・・)

 

ま、まぁてなわけで千紗希ちゃんは多分自分が恋愛的にサボっていたということも自覚していて、それが余計に彼女の心に傷をつけているのではないでしょうか。

誰も責められない。責めるべきは自分という状況。辛い・・・。

 

もちろん修学旅行編での千紗希ちゃんの行動は間違いなく努力といえるものですし、あの勇気ある行動が恋愛的にプラスにはたらくことは間違いないと思います。

でもあれは少しベクトルが違うといいますか、あれを恋愛的アタックとカウントするのは難しいですよね・・・。

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最新話より 狭霧ちゃんの努力を認めている千紗希ちゃん

  

とうとうコガラシ君と狭霧ちゃんを直視できずにその場を去ってしまう千紗希ちゃん。

 

事件パートII

逃げ込んだ先の体育館倉庫でも苦悩が千紗希ちゃんの頭の中をグルグルグルグルと駆け巡ります。

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最新話より 悩む千紗希ちゃん

ズタボロな精神状態で告白しようかどうか迷う千紗希ちゃん。

 

よく気分が落ち込んでいるときに考え事をするのはやめろと言われますが、僕もできることならこの言葉を千紗希ちゃんに贈ってあげたかった。

結果的にはこの悩んでいる時間があの告白を生んでしまうんですね・・・。

 

登場するコガラシ君。普段なら「よっ!!気の利く男!!!」ともてはやすところだが今回ばかりはタイミングが悪かった・・・・。

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最新話より 完全に八つ当たりの千紗希ちゃん

 

気を使って迎えに来てくれたコガラシ君に対して、普段のコーくん呼びではなく冬空くん呼びをする千紗希ちゃん。

 

はい。完全に八つ当たりですね。

拗ねてわざと距離感のある呼び方をするなんて・・・。

音無響子並みにめんどくさい女だぜ・・・・。

でもそんなところが好き。

 

ちょっと話脱線しますが冬空の隣の点々必要ですかね?

それくらいは読者を信用してくれてもええんやで。汲み取る!汲み取るゥ!! 

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最新話より 最低な告白をする千紗希ちゃん

そしてまさかの告白。一世一代の大事な大事な告白がこんな形になってしまうなんて・・・。

 

自分で自分の告白を最低と評しているのが辛い・・・。

悪いのは自分で、八つ当たりしている自覚があるってことですもんね。

この後めちゃくちゃ自己嫌悪に陥ってしまうんだろうなあ。

 

来週のジャンプ

頑張れ千紗希ちゃん!!

 

じ、次号が気になるぜ・・・。ってええ~~~~20日発売なんですか!!??

その間何すればいいんだ!?

そ、そうか!!ゆらぎ荘のカラー版を買って読めばいいんだ!!!

 

ハーレムラブコメにおける博愛

今回ハーレムラブコメにおける博愛は時にヒロインズを傷つけるということが読者に対して提示されました。

実は同じテーマについて触れていたエピソードが割と最近あったんですよね~。

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(20巻収録予定)171話より 悔しさをばねにするかるら様

 

皆様覚えていらっしゃるでしょうか?

他心通が使えるかるら様はコガラシ君が自分を愛らしく思っていることを知っています。そして同時に、コガラシ君がほかのヒロインズに対しても同じ感情を持っていることも知っています。

その悔しさを風邪に罹って弱っているときにポロっとこぼしてしまうお話。

 

ただかるら様は千紗希ちゃんと比べるとポジティブシンキングといいますか、”なにくそやったんでえぇ”的な心意気を感じますよね。悔し涙こそ流していますが。

 

おそらく今週の千紗希ちゃんとかるら様の立ち位置を入れ替えていたとしたら同じ結末にはなっていないでしょう。

多分かるら様なら二人のデート妨害するしな。(本当か?)

 

みんな来月発売の20巻買おうね。

 

宮崎千紗希という女

「なんでミウラ先生は修学旅行に引き続き、千紗希ちゃんをひどい目に合わせるんだ・・・。」という趣旨のツイートを散見したのですが、僕は修学旅行と今回の件はちょっと性質が違うと思っているんですよね。

 

だって修学旅行の事件って完全にクソ酌人が悪いじゃないですか?

でも今回の事件は千紗希ちゃんに非があるわけですよね?

 

今回の千紗希ちゃんの立ち位置を他のゆらぎ荘キャラと置き換えて考えてみてください。

上に書いたようにかるら様は嫉妬を糧に逆に奮起しそうな性格です。雲雀ちゃんも同じタイプですね。

狭霧ちゃんはひたすら自分を責めて八つ当たりはしなさそう。

朧さんは側室でいいとか言い出しそう。

正直幽奈さんは千紗希ちゃんと同じパターンになる可能性もありそう・・・。

 

要するに他の人だったら回避できていた可能性もあるわけですよ。

 

うまく説明できないんですけど、ひどい目に遭わされているというよりも、千紗希ちゃんが乗り越えなければいけない壁が然るべきタイミングで来たという印象なんですよね。(伝わってくれ。)

 

まあひどい目に遭っていることに変わりはないんですけど、そこに神(ミウラ先生)の手はあまり感じなかったですね・・・。

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6巻46話より 恋心を自覚する千紗希ちゃん

 

そもそも千紗希ちゃんは恋心の自覚も嫉妬から始まっていますからね。

今まで見えていなかった幽奈さんを認識するや否や、嫉妬心が芽生えとるわけですよ。

全く・・・重い女だぜ。

 

化け物ぞろいのゆらぎ荘メンバーの中で嫉妬ぽかったり、重かったり比較的等身大の女性として描かれている千紗希ちゃん。

それゆえに今回の結末もある意味納得できてしまうんですよね。

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12巻105話より 猛アタックする雲雀ちゃんを見て動揺を隠せない千紗希ちゃん

 

雑感

少女漫画を読み、モー娘。を聞き、韓ドラを見て成長してきて、その影響かどうか分かりませんが今週のゆらぎ荘みたいな話めっちゃ好きなんですよね。

 

あんまりジャンプラブコメで女の嫉妬とかヤキモチをシリアスに描くの見ない気がするんですけど、もっと流行ってくれないかなあ。

 

果たして千紗希ちゃんはこの壁をいかにして乗り越えるんでしょうか?

できればコガラシ君はアシスト程度で、千紗希ちゃん本人の力で乗り越えてほしい!

頑張れ!千紗希ちゃん!!!!

 

マジで20日が遠すぎる・・・。

 

余談

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最新話より デートの計画を立てる二人の会話

千紗希ちゃんを最も傷つけた”狭霧ちゃんとコガラシ君が何度もデートをしている”という事実。

 

上記の画像のデート、実は全部過去話なんですけど皆さん覚えていますか?

アウトレットは3巻23話 『攻めすぎる狭霧さん』

ノワールは11巻94話 『狭霧さんと甘い任務』

駅前は20巻収録予定の176話 『任務ではない狭霧さん』

ですね。

 

実は前二つは任務でデートしているのでその事実を千紗希ちゃんが知っていれば幾分かダメージを軽減できたかもしれない・・・・。

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20巻収録予定176話より 駅前デートの狭霧ちゃん

 

みんなゆらぎ荘の既刊買おうね!!